戦前から戦後にかけて読売新聞社主催の打ち込み十番碁で無敵を誇った昭和最強の棋士、呉清源さんが30日、老衰のため亡くなりました。このニュースを見た中国人のコメントをご紹介します。
[記事]
囲碁の革命といわれた「新布石」を編み出し、戦前から戦後にかけて読売新聞社主催の打ち込み十番碁で無敵を誇った昭和最強の棋士、呉清源(ご・せいげん)さんが、30日午前1時11分、老衰のため神奈川県小田原市内の病院で亡くなった。100歳だった。
告別式は近親者で行い、後日、お別れの会を開く予定。喪主は次男、昌樹氏。
1914年、中国福建省生まれ。碁の才能が認められ、14歳で来日。翌年、日本棋院からいきなり三段を許された。50年九段。79年、日本に帰化。
33年、木谷実五段(当時)と共に、隅の締まりを重視した従来の布石に対し、盤面の中央を志向する「新布石」を発表。現代碁の骨格をつくった。
39年に読売新聞社主催で打ち込み十番碁が始まり、日本のトップ棋士延べ10人を相手に戦った。打ち込みとは、1人と10局を打ち、どちらかが四番勝ち越した時点で、次戦以降、負けた方が格下扱いされる制度。呉さんは56年の終了時までに全員を打ち込み、囲碁界の第一人者として君臨した。
記事引用元: http://www.yomiuri.co.jp/culture/20141130-OYT1T50103.html
コメント引用元: http://comment.news.163.com/news_guonei8_bbs/ACBO13QT0001124J.html
※ 5個以上のGoodがあるコメントについて、Goodの数を載せています
※ 下記コメントで言及されている事柄の事実確認は行っておりません。真偽の判断はみなさまでお願いします
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■ 江蘇さん
昭和の棋聖。日本人に勝ちまくった人だよな。尊敬しています [6979 Good]
■ 陝西さん
この人は生きるべき国で生きたよね [6448 Good]
■ 天津さん
偉人よ永遠に [4281 Good]
■ イギリス在住中国さん
囲碁の第一人者として彼の名は語り継がれていくだろう。囲碁に国境はない。一路走好 [3571 Good]
(訳者注: 「一路走好」は中国でよく使われる哀悼の言葉で、「(あの世にいった後の)人生がどうか素晴らしいものでありますように」という意味が込められています)
■ 江蘇さん
この人が日本に行ったときにはまだ日本は中国を侵略してなかったんだな [1643 Good]
■ 安徽さん
走好 [1351 Good]
■ 江蘇さん
百歳生涯一局、勝負心を忘れるべからず [1032 Good]
■ 四川さん
囲碁に国境はない。下らないコメントは慎んでもらいたい [955 Good]
■ 湖北さん
日中の情勢を見極め、もっとも最適な時に日本にわたり、保身に長けた [323 Good]
■ 広東さん
囲碁はうまかった。そして人生という大きな碁盤の上では、本当にうまく事を運んだ。さすがは天才棋士だな [293 Good]
■ 北京さん
邵逸夫と同様、後代に大きな影響を残す偉大な人物だ。一路走好 [166 Good]
(訳者注: 邵逸夫は戦後の香港映画の黄金期とその後のテレビ時代の先導者として知られる人物で、香港のメディア王と呼ばれていました。2014年1月7日に106歳で死去しました)
■ イギリス在住中国さん
少年時代は呉清源先生の碁が大好きだった。呉清源先生は碁の道そのものだ。先生、一路走好 [145 Good]
■ 河北さん
一路走好 [140 Good]
■ 吉林さん
真の巨匠 [84 Good]
■ 山東さん
もしこの人が中国に留まっていたら、このニュースのタイトルは「呉清源先生の死後45周年を紀念して」だったかもな [68 Good]
(訳者注: 今から45年前の1969年、中国は文化大革命の真っただ中でした)
■ 福建さん
どこに行っても中国人は中国人だ。一路走好 [56 Good]
■ 湖南さん
すげぇ [48 Good]
■ 北京さん
私の中では神でした [48 Good]
■ オーストラリア在住中国さん
この人、中国に留まらないで本当によかったよね [36 Good]
■ 江蘇さん
中学校の時に碁を始めて、その時に買った本が呉先生のものだった。一路走好 [33 Good]
■ 黒龍江さん
呉先生は中国人の誇りです。一路走好 [31 Good]
■ 北京さん
呉清源先生といえば十番碁だ。坂田栄男にはほぼ負けたようなものだが、他の全員には勝った。当時の定石には全くこだわらず、呉清源先生の碁は自由そのものだった。現在の囲碁は時間が制限されすぎている。2、3時間のうちに打ち終えなければならず、しかも30秒以内に次の一手を打たなくてはいけない。勝ち負けにこだわるのはいいが、碁としての質は落ちてきているように感じる。呉清源先生の時代の碁は、信念と風格そのものだった [43 Good]
■ 天津さん
まさしく棋聖そのもの。後にも先にもこのような人はあらわれないであろう。天国で神様との対局を楽しんでください。一路走好 [109 Good]
コメント
未完の大局
囲碁ってルールとか勝敗とか全くワカラナイのだ。
ヒカルの碁読んだけど囲碁わからん
囲碁は敷居高すぎ
それに布教する気もまったくないらしい
初手天元が珍しいことだけ知ってる
15歳で3段ってことか。天才だな。
中国個人ではすごい人がいるんだよなあ
後々100歳生きた伝説上の人物になるんだろう
囲碁は四旧(古い思想・古い文化・古い風俗・古い習慣)であり、
封建帝王、将軍宰相、士大夫、そしてブルジョアジ-の汚い旦那方が扱ってきた
黒い物(黒は紅の反対、反動、反革命の意)である。断固取り締まるべし。
—紅衛兵 (文化大革命 1966年~1976年の指令書)
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日本に来てて良かったなw
一度日本に帰化して、強制的に中国籍に戻されたらしいけどどのタイミングなんだろ。
記事に載ってる帰化は再帰化のことっぽいし。
中国の歴史教科書では日本が中国を大虐殺とか嘘を書いてるけど
その時代に中国人が日本に住んでいて偉人になっていた事実を不思議に思わないのかな?
日中戦争当時も日本に中華街が在ったり中国人が住んでいたのをどう思ってるのだろ?
この人ほど日中関係に振り回された人生を送った人もないだろうな
一度日本へ帰化して、日本敗戦で中華民国に戻って、もう一度日本へ帰化してパスポートとって、生き別れだった台湾のお兄さんと再会したはず
お兄さんはお兄さんで文化大革命で弾圧を恐れて台湾へ逃れてたらしい
>囲碁に国境はない。下らないコメントは慎んでもらいたい
ごもっとも。
普段の言い争いならともかく
両国で褒め称えるべき偉人を互いの国の誰が悪く言えるものか。
あの世で数多の名棋士と思う存分碁を楽しんでください
ご冥福をお祈りします
>囲碁に国境はない。下らないコメントは慎んでもらいたい
(ただし中国人に限る)
本音はこれだから。中国にいる日本人だったら普通にニュースにもならないだろ
とうの昔に亡くなってると思ってた
歴史上の人物くらいの感覚だぞ
大往生。御冥福をお祈りします。
呉清源さん、ご冥福をお祈りします
事故の後遺症に苦しんで成績を落としていったことが
本当に残念でならない。打ち込み十番碁終了後にも
木谷一門や弟子の林さんの前に立ちはだかる厚い壁として
一線で戦い続けて欲しかった。
何年か前に囲碁殿堂入りを打診されたとき「未だ勉強中の身ゆえ」と
辞退したのを知ったときには本当に格好いい碁打ちだと思った。
あの世で古の名人たちといつまでも呉を打ち続けてください。
囲碁はよくわからないんだけど素晴らしい方だったんですね
中国の方が哀悼を込めておっしゃっている『一路走好』
不謹慎かもしれませんがすてきな言葉で感銘を受けました
呉清源先生亡くなったのか・・・趙治勲先生のコラムで読んだばかりだったのだが・・・
青空文庫で読んだ坂口安吾によるいくつかの筆の印象が深い
だから呉清源と言う名と
相撲の双葉山と言う名を目にすると思わず
微笑ましい気持でクスリとしてしまう
一路走好
呉先生は世界中の囲碁ファン、
またプロ棋士からも尊敬される存在でした。
第一線を退いてからも革新的な新手を次々と生み出し、
囲碁界に影響力を発揮されていました。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
山東さんに同意
呉先生は日本に居てくれて良かった
文革で失われた素晴らしい才能と見識を思うと本当にもったいない
間違いなく人類の損失だわ
うげ、亡くなっちゃってたか
弟子は結局りんかいほうくらいなんだっけ
韓国で男性棋士相手にタイトルをとった
中国人女性棋士のゼイノイとかも弟子の1人
つい先日まで生きていた事に驚きを隠せない。
長生きだねえ。
なんかすごかった人らしいけど囲碁は全くわからない俺に、他の分野で例えてくれ。
例えば野球界で言えば誰みたいな人なの?
※22
野村サッチー
大局である。
野球で言えば王貞治辺りでもおかしくはないかな
でも王貞治は出身的には林海峰の方かな?あるいは実績的に治勲か
まあ何れにせよ、囲碁棋士に少しでも興味がある人なら当然知ってるくらいには偉人だよ
>>4
ヒカルの碁ブームに乗じて上手く立ち回らなかったのは失敗だけど最近はそれなりに頑張ってると思うよ
>>5
ヒカルの碁知識かな?でも、初手天元は珍しいけどプロでもそこそこ打たれるし異常な手というほどでもない
むしろ、社vsヒカルの時の初手5の5の方が異常
治勲が呉先生とのツーショット写真にサイン欲しいけど言い出せないとか、数か月前にどっかで読んだな
結局貰えずに終わってしまったんだろうか……
今じゃ囲碁で中国が日本に勝つのは当たり前になっちゃったけど
当時は日本が囲碁最強国だったからねえ……その時代に一際輝いてた
イチローみたいなもんかも
全く知らん買った
こういう人や王貞治一家が肩身は狭かったとはいえ
普通に暮らしてたんだから
日本と中国は戦争ではなかったんだな
支那事変だな
囲碁が分からんって言ってる人は、そもそも興味がないでしょ
将棋よりもはるかにシンプルなんだから、ルールを理解するのに時間はかからない
チェスや連珠も加えれば、ルールがシンプルな順に
連珠<<囲碁<<<<<<<<チェス<<<<<将棋って感じかな
囲碁が難しいのは局面の判断で、プロでも意見が分かれるからチェスや将棋よりもソフトの攻略が進んでいない一因になっているという形
神様と対局、ってなんかかっこいいな。
3月のライオン読んでて、棋士さんのコラムで名前覚えたばっかだった。
すげえ一時代を築いた方だったんだなあ。
不謹慎だけどまだご存命だったことに何よりも驚いた
>>この人が日本に行ったときにはまだ日本は中国を侵略してなかったんだな
1898年には、生まれた福建省は既に日本の植民地ですよ
確かに清の歴史だから、中華人民共和国は一切関係ないけどね!
棋譜に名前載ってて初めて知ったな
勝ちまくりですごかった
>>26
今更だけど、サイン貰えたみたいだ
ttp://www.sankei.com/life/news/141208/lif1412080015-n1.html
最後まで碁打ちだったんだね
「この人は生きるべき国で生きたよね」の一言に心が凪いだのを感じたよ。
囲碁の話題をみるとなぜか将棋が指したくなるw