日本企業が中国の漢方薬企業を買収したことについて、中国人医師が見解を中国版ツイッターのWeiboに掲載し、中国人のコメントがたくさん投稿されています。ご紹介します。
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[記事]
中国で100年以上の歴史を持つ老舗の中医薬(漢方薬)企業を今年4月、ツムラの中国グループ企業が買収し、中国市場への進出を加速している。中国では高齢化などを背景に中医薬市場が成長しているが、日本企業は漢方薬の研究開発で豊富な蓄積があり、技術力を生かす道もありそうだ。
ツムラが買収したのは製薬企業、陝西紫光辰済薬業(紫光辰済、陝西省宝鶏市)。ツムラが56%、中国の保険会社、平安人寿保険が44%を出資するグループ企業、平安津村(上海市)が紫光辰済の株式を100%取得し、完全子会社とした。
日本語記事引用元: https://toyokeizai.net/articles/-/673450
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日本企業が中国の中医薬企業を買収しました。中国人は本当に中医薬を重視し、大切にしているのでしょうか?
最近、経営不振で倒産寸前の中医薬企業紫光辰済が日本企業によって買収され、これにより中医薬に関する議論が活発化しています。さらに、日韓が傷寒論(*)の大部分の内容を特許申請したという噂も広まりました。この話題を通じて、中医薬を本当に大切にし、その発展を真剣に促進しているのかについて議論したいと思います。
実際に、中医薬は非常に広範で深淵な学問であり、その古典籍は膨大で、その要義を理解するには長い時間がかかります。特に漢文の理解が難しい今日、中医学を十分に学ぶことは容易ではありません。多くの中医学校の中医薬の授業は、現代の科学的思考に基づいて中医学を教えていますが、中医学の最も深い診断と治療法は実は伝統的な哲学と思考を基盤としています。現代の思考から生まれた中医薬は基本的に移植品であり、根底は西洋医学であり、外見だけが中医薬のように見えるという状況です。
これが中医薬の専門家がますます少なくなる理由でもあります。誰もがボールペンやシャープペンで文字を書くようになったため、王羲之のような大書法家を生み出すことはもはや不可能です。将来的には中西医学の融合の専門家が出るかもしれませんが、純粋な中医薬の専門家を育てることは非常に難しいでしょう。近年、国が中医薬の発展を支援していることを見て、非常に嬉しく思いますが、根本的に中医師の育成を強化することが重要です。彼らには純粋な中医薬の雰囲気を作り出し、伝統的な哲学思想を完全に理解した上で、毎日中医薬の技術を磨き上げるような環境を提供する必要があります。中医師に西洋医学の余計な仕事を最小限に抑えさせることができるようにして、奇脈を見抜き、確かな方剤を開くことのできる優れた医師を育てることが最終的な目標です。
また、中医薬を戦略的な資源として考え、保護することも重要です。伝統的な方剤の研究開発に力を入れ、外国企業が国内で特許を申請して利益を収穫する事態が再び起こらないようにすることが必要です。
(ChatGPTによる翻訳)
(訳者注:傷寒論・・・後漢末期から三国時代に張仲景が編纂した伝統中国医学の古典で中国医学四大経典の一つで、日本でも医学経典として長く支持されてきた書籍です。葛根湯、五苓散、半夏瀉心湯などの出典は傷寒論です)
記事引用元: https://weibo.com/6115036457/N9Rbe8BDt
(Weiboのプロフィールによると、ツイ主さんは上海市肺科医院の呼吸内科副主任医師とのことです)
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■ 北京さん
私は中医学を信用している。西洋医学はいろいろな治療をし過ぎる。中医学では安易に手術されることはない。中医薬が効くことは確か。新型コロナの後遺症で不眠だったけど、中医薬でかなりよくなった [56 Good]
■ 山東さん
私も同じ経験をした。新型コロナの不眠を治してくれたのは中医薬
■ 山西さん
神経内科の臨床医。中西医学の混合治療が最適だと思う。脳梗塞の多くは急性の発作で、西洋医学によって迅速に症状を緩和し、病状を安定させる必要がある。その後、鍼灸療法とリハビリを活用して後遺症を残さず回復させることができる。西洋医学は対症療法であり、短期間で効果が現れるが、中医学は体内外の環境の調整により状態を改善させる。例えばあなたが失眠を抱えている場合、西洋医学は1錠の薬で対応するかもしれないが、中西医の統合的アプローチではそれぞれの長所を活かし合いながら、最善の結果を得ることができるはず [5 Good]
■ 広東さん
哲学は病気に効くの?
■ 広州さん
恐らく広東さんには効かないだろうな [22 Good]
■ 河南さん
日本人に聞いてこい。日本人は効くと思ってるから中医薬企業を買収したんだろ [8 Good]
■ 安徽さん
陰陽調和、万物滋生。古代中国の叡智の結晶だ。中医学は病気だけでなく根本から治療するんだよ
■ 浙江さん
中国の中医薬企業は研究開発を嫌う。コストの半分が販売費であり研究開発費は1割未満。全く研究開発を行わない中医薬企業も存在する [25 Good]
■ 広西さん
中医薬って本当に必要?いろいろ価値があるようなことを言って高値で売りたいだけでは? [22 Good]
■ 広東さん
新型コロナでは中医薬に大変お世話になった。中医薬は確実に効く [12 Good]
■ 重慶さん
我が家では中医学を信じている。神経皮膚炎で4年間西洋医学の薬を飲み続けたけど症状が全く改善せず、お母さんが見つけてきた中医薬の先生に中医薬を処方してもらったら半年でよくなった。日本頼む!中国から中医薬を奪わないでくれ! [7 Good]
■ 広東さん
中国から中医学が失われることは絶対に阻止しなければいけない。中医学は中国の財産 [5 Good]
■ 江蘇さん
最近の中国の中医薬の品質は最低
■ 北京さん
中医学が素晴らしいことは間違いないが、中医学の医師のレベルが玉石混合であることが問題。30年位前は町に一人中医学の医師がいて、どんな病気でもとりあえずその医師のところにいって、安価な中医薬を少し出してもらってすぐに治った。現在こんな中医学の医師を探し出すことはほぼ不可能
■ 河北さん
同意。子供のころの中医学のイメージは良かった。今の中医の病院は1週間分の薬で300元(約6000円)を要求してくるようなところばかりで効果も不明
■ 上海さん
日本が傷寒論を特許申請したという事実はない。ただのデマ。みんな、勘違いしないように!
■ 広東さん
日本の漢方薬がよく効くことは事実。中国人が「日本のこの薬がよく効く!」と言うのを聞くたびに中医薬の現実を思い知らされる気がして悲しくなる
■ 広西さん
私は中医学のことはよくわからないが、黄耆、党参、クコ、茯苓、当帰、白朮は何となく知っている。これは先人が我々に残してくれた宝物。ぜひとも大事にしていきたい
コメント
中国の漢方?より日本の方が発展しててよく効くって言うのは知ってる
だから中国から奪うってのは違うでしょ
むしろ消えゆく文化を保護する事になるのでは?
逆だよ
日本の和漢方は中国から伝わった実際には効果のない要素を省き
更に研究を積み重ね現代医学に通用するレベルに達した医術
喘息持ちだった久保田藩(秋田県)のお殿様の為に開発された
龍角散なんかはその代表じゃないか?
逆じゃないじゃん
実は漢方の原薬はほとんど中国から輸入していて
よく調べてないから推測になるけど原料確保や生産コスト考えるとあっちの企業は抑えておいた方が良いのだ
まあでも日中関係が揺れてもし輸入禁止とかになったら漢方の供給が詰むぞ
まあ、価格の問題だから。
日本で絶対に取れない植物の薬なら
昔の人は採用しようがない、
中国からの輸入がないならないで
かなりの程度自給できるはず。
これだと思った
「温泉科学のツムラ」ってCMで言ってるし
元々民間療法とか漢方系の会社だしな
材料調達をしやすくするためだろ
ツムラの漢方は日本で独自進化した和漢方だから中国とは別物
クラシエさんの事も忘れないであげて。
漢方は確か日本で生まれた
日本生まれなんだけど、効果をアピールする為に向こうから来た薬のような印象の名前にしたって聞いたw
よく読め。ちゃんと管理人が書いてくれてるだろ
> 葛根湯、五苓散、半夏瀉心湯などの出典は傷寒論です
いつから傷寒論は日本で書かれた書物になったんだ?
乙字湯なんかは確かに日本人が考案したが多くは中国の名著である傷寒論、神農本草経、金匱要略などを参考にしてます
日本独自なのはどちらかというと処方の決定方法が中医師と違うらしい
大半の医師は証なんてまともに勉強してないしね
まあ振った恋人がほかの奴と付き合うと許せないみたいな?
いいことだと思う。
中国本土の漢方薬局や会社は偽物を混ぜたり偽って長いこと商売をしていたし、最近は香港のほうもダメになって信用は完全に地に落ちた。
中国人がわざわざ日本に来て漢方薬を買うのはそのため。
漢方については、君らそう卑下することもないと思うが
いっちゃあなんだが、エラと違って、中国の漢方、インドのアーユルヴェーダ、西洋のハーブには長い歴史がある
実際にこれらの中から成分を分析し、化学的に合成したのが今の医薬品だ
中でも中国の漢方の場合は特に歴史が古く、これは言い方変えたら「長い長い時間、人体実験と研究を繰り返してくれた成果」でもある
もっとも、長い歴史があるからって理論ばかりに走って、迷信だか宗教だかになってはダメだわな
それが朱子学の、君らのいかんとこ
研究、研鑽を辞めてしまったら、それはもはや科学、医学ではない
日本では学問として整理し、さらに西洋文化とも融合させて翻訳済みだけど
中国における漢方は学問としての体系を整えられず民間治療の域を出ないものでしかないからね
己の手で一度整理して学問として整えるなんて手間をかけるとも思えないから日本からのつまみ食いで維持しつつこのまま続くんじゃないかな
漢方は効かない
多分、飲む薬を間違っている。
漢方や中医学には西洋医学とは異なる診断体系(証という)があって、
この診断体系に合わせて薬が作られている。
むしろこのまま現代中国人マインドで中医学をやるより日本が入ったほうが伝統を保てそう。
サイのツノとか虎の睾丸とか
効能が不明なのに高価で取引されている怪しげな漢方とか有るからな
臨床試験を経て薬として医学的に認知させたのが日本
日本企業のロゴなんかを勝手に商標登録しまくった中国に言われるとは。大体、文革で大量の知識人を消し去っておいて、今更、「特許を申請して利益を収穫する事態が再び起こらないように」とか、何言ってんだか。
とりあえず、共産党潰したら?
漢方は認める。昔喘息でお世話になった。
日本の漢方薬はよく効くってことになってるって話はなんか面白いなw
漢方みたいな分野でも、舶来品の上等感ってのは出るもんなんだな。
玉石混合、羊頭狗肉の文化だからじゃないかなぁ
品質が安定して安全が担保されているという信用の差だよ
問題の根っこは日本で粉ミルクとか医薬品を爆買いして帰るのと同じところにあると思う
日本の薬はすぐきく、漢方は徐々に効いてくる。風邪薬でも、風邪を治せない、その病状を押さえるだけ。作れたらノーベル賞もの。
風邪というのが、症状の名前で正確には病気の名前ではないからだけどな。
いろんなウイルスとかで、病気で熱が出たり、喉が痛くなったりする症状を風邪と言ってるだけなので
日本の処方薬は漢方と西洋の薬を効果的に処方するから難易度高いんでしょうね。
中国では漢方がメインなんですかね
葛根湯、銀翹散、小青竜湯、龍角散・・・ここ数年大変お世話になってます。
たしか漢方で中国初のノーベル賞とった女性がいたよな
もっと国をあげて漢方を研究しているのかと思っていたら、衰退気味なのか?
せっかくの素晴しいものなんだから、ここは日中ともに頑張ってほしい
たかが一企業の買収の話から文化が丸ごと失われるような話になるなら、そりゃ自分達が大事にしてないからだ
オーストラリアのビール会社なんかマジでほぼ丸ごとだったけど、ただの投資であって別に現地文化ごと奪っちゃいないだろ
日本に買いに来てるって時点で国内医療は詰んでるようなもんじゃねぇか
実際に、中医薬は非常に広範で深淵な学問であり、その古典籍は膨大で、その要義を理解するには長い時間がかかります。特に漢文の理解が難しい今日、中医学を十分に学ぶことは容易ではありません。
↑
これって簡字体化の弊害じゃないの?
漢方は東洋の医療文化で浪漫がある
日本と中国では気候風土や植生が似ているが違う部分もあるため、中国から入ってきた知識を元に日本用にアレンジしているのが漢方。どちらにしても天人合一(宇宙と人間は一体であるという考え)の思想から来る、自然とともに生きることで健やかに暮らすための知恵みたいなもの。
コロナで中国に多数の罹患者が出た折は、たしかツムラからコロナの症状に効果があるという清肺排毒湯(の原料)が大量に提供されたというニュースを見た記憶がある。
漢方効いた試しがないから出されたら断ってる、てか断れるんだってやってみて思った
外科医から痛み止めと一緒におまけの胃薬やら漢方やら処方された。
ところが何度目かに薬局に行くと、昨今の原料入荷の不安定により在庫がないと言われて後で送って貰うことになった。
結局手元にとといたのは、薬が切れて10日も後の事だった。
飲んでも飲まなくてもあまり変わらないような薬の事でやきもきするのは嫌だったので、医者に言って次から処方を外してもらったら、とたんに薬代は半額になった。
メインの痛み止めも、飲み忘れてもあまり変わりがないから、正直やめてもらいたいところ。
こちらが望んでいるのは、完全な治癒であって症状の緩和ではないのだから。