「大隈重信は字を書かなかった。彼の数少ない直筆がこちら」という記事が中国版ツイッターのWeiboに掲載され、中国人のコメントがたくさん投稿されています。ご紹介します。
[記事]
早稲田大学の創始者である大隈重信は学生時代に達筆の友人がいて、どう頑張ってもその友人には絶対に勝てないと悟り、それならば一生字を書かないと決心し、その後は一切のことを書かずにすべて暗記することにした。
その決心は大人になっても貫き、著書も口述筆記で対応したが、大日本帝国憲法発布の際の国務大臣の副署は自署でなければならず、当時外務大臣であった彼が書いた貴重な貴重な直筆がこちら。
記事引用元: https://weibo.com/1951625194/K0FVumWpd
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■ 北京さん
集団心理が大きなウェイトを占める日本社会で自分の決心を貫けるとはすごいな [819 Good]
■ 上海さん
文部大臣が達筆すぎて全く読めない [317 Good]
■ 在日中国さん
さすがは文部大臣 [12 Good]
■ 黒龍江さん
森有礼。著名な教育家。残念ながら国粋主義者に刺されて死亡 [13 Good]
■ 北京さん
これは森なのか。小林に見えた
■ 河北さん
むちゃくちゃ頑張って書いた感が伝わってくる [177 Good]
■ 福建さん
字を書かずにすべてを記憶したとはなんという記憶力 [177 Good]
■ 江蘇さん
黒田清隆と伊藤博文の字がきちっとしてて好き [61 Good]
■ 遼寧さん
大隈重信は今の時代を心から楽しんだだろうね [61 Good]
■ 山東さん
この字は確かにちょっと。。 [45 Good]
■ 吉林さん
一文字も書かずに済んだのは卓越した記憶力のおかげ。羨ましい [39 Good]
■ 南京さん
試験とかどうしたんだろう [29 Good]
■ 重慶さん
大隈さんは頑張って書いたんだろうね。逓信大臣の字が好き [6 Good]
■ 北京さん
正統派だよね
■ 四川さん
文部大臣の字がきれい [8 Good]
■ 在日中国さん
隈の字は悪くない
■ 上海さん
公開処刑
■ 在日中国さん
私の出身校の評判が・・
■ 北京さん
読めるから何の問題もないと思うけど、彼が一生字を書かないと決心した理由もなんとなくわかる。今がパソコンがある時代で本当に良かった
コメント
藩校の洋学コースの入ったから日本語書く機会はあまりなかったろう
上の肩書きもあんまり上手くないな
科挙官僚の答案とかやべーわ
副島種臣は清国の高官にも感嘆されるレベルの能筆家だったらしい。
漢籍にも詳しい。
当時の科挙で首席とかの中華エリートの基準から見てもなかなかの教養だったらしい。佐賀藩藩校で国学と漢学の師範な。
この内閣では外れていたのが残念。内務大臣とか外務大臣とか歴任してるんだけど。
日本人で科挙をクリアした超エリートは阿倍仲麻呂がいるけど、副島種臣もそれに近いと思う。
まあ年齢とか北京官話とかのハンディキャップがあったから、科挙合格というわけにはいかなかっただろうけど。
森有礼は、このレベルの能書家で和漢の深い教養を持ちながら本気で「日本語廃止論」を主張したその絶望と闇が気になる。
榎本大臣は大臣の中では一番筆の太さが一定で、
こういうタイプの文字を中国人って好むんだよねw
日本だと柳の葉のよう強弱が付いてて、払いがきれいな弧を描いてる文字を好むけど。
勿論そういう書き方も芸術性のある文字として評価するし、
それとは別に、読みやすい字として榎本大臣のような文字を好む。
学校教育で好まれる字、っていうのかね。
まあそれは、あくまでこういう場での楷書の自署だからだけどな。
掛け軸の漢詩なんかでは、肥瘦あり渇潤ありの名品が多い。
簡体字じゃなくても読めるのか
ちょっと意外
西郷従道もかなり上手い。
大隈重信も下手というわけではないよなあ。
筆致がしっかりしていないだけ……んまあ、やっぱりダメかw
手の怪我か神経に異常があったんじゃないかな。
字が下手ってより上手く動かせないっていう感じなんだが
俺も字が下手だが神経診てもらったほうがいいのかな
習近平の字はモット汚いぞwww
榎本の「本」が独特だな
夲は本の俗字だけど、富本銭なんかでも使われてる
大隈重信にそんな逸話があったの知らなかったわ
伊藤と大山の字が好きだわ
森有礼は麻生太郎の字体と似てるな
実はこの中で、伊藤博文と山田顕義、そして西郷従道と大山巌が、少年時代に同じ人物から漢字を習ったというのがなかなか味わい深い(それぞれ吉田松陰と西郷隆盛ね)
そういう視点で見るとテイストが似ている。
黒田清隆、松方正義、森有礼、大山巌は造士館だから、これまた初等教育が共通だけど。
実は明治政府って幼馴染集団なんだよな。主に薩長二系統の。
少年時代からのグループの延長だったり、欧米列強政府のエリートに食らいつく強大な地位や権力の割に異常に若かったり、明治政府って何に似てるかというと、興味深いことにシリコンバレーベンチャーあたりに良く似ていると思う。
やっぱ大業を成すのは、そういう集団なんだろうな。過去も未来も。
そういえば『21世紀少年』もそうじゃないかw
少年時代の狭いグループの面々が、日本ひいては世界を揺るがしている。
前にテレビで明治時代の清国留学生の字見たらみんなありえない達筆揃いでびっくりした
大隈重信の字は、もうちょい崩れると、俳諧とか南画とかそっち系の達筆に見えなくもないんでは
もっと震えて整わない感じを押し出して造形的なおもしろさを狙ったほうがなんとかなると思われ
>>10
夲は、本来は、「早く進む」って意味の別の漢字なんだけど「本」の異体字として使われる
よく見る、「高」橋さんと「髙」橋さんみたいなもの
今はデジタルが普通になり過ぎて、字の上手い人がめちゃくちゃ目立つ。
毎年取引先のお得意さんに手書きで年賀状を書いてる職場で、去年宛名書きに初参加した派遣の女の子がとんでもなく美しい字を書く人だった。
きちんと読める達筆で、バランスが良くて、ただの太めのボールペンなのにとめはね払いがカッコよくて、社内がざわざわしたよ。字って上手すぎるとその日の話題になるんだな。
普段のメモなんかは上手いってより女性らしい字だったから余計びっくりした。
広げて乾かしてたんだけど、自分が宛名書きした年賀状は恥ずかしくて早めにまとめて回収した…
井上馨、癖のある字だな。左右がきれいだからよくわかる
なお日本語を廃止して英語を国語化しようとした森有礼
これだけの字が書けるほど漢字文化に理解があって、ってのは興味深いな
「これぐらいの字も書けないやつらは日本語使うな」w
つまり、他人の下手な字を見るのがとことん苦痛だったが、アルファベットなら気にならなかったw
他の者が楷書体で書いているのに
森有禮は、草書体で書いている。この時代の人は、楷書でも草書でも行書でも書けた。
大隈さんの楷書は、隷書体に近くて御愛敬。
それから、本(ホン)か夲(トウ)かというより、本=夲 (別字体) という認識だから
楷書体の本は、夲のように書くのも一般的だった。
ほおーーー中国も日本もみんな詳しいな!!勉強になった
単品では使わないが奔放とか奔流とかの中になごりがある。
たしかに小林にしか見えない。
これを能書家って言うのか。
読み間違いをさんざんイジられた麻生さんが閣僚の中で一番文字はマトモ。
麻生さんも安倍さんも字はすごくうまいと思う。
特に麻生さんは、あの読み間違いを茶化されるけど本来は、教養豊かな人だと思う。
一方小学生レベルの字の福島ミズポ
字の良し悪しで言うと、一番最初に書いた黒田清隆がスペース配分考えずに上に詰まって下が空いていて、という寸詰まりのレイアウトにしてしまい、次の伊藤博文が、総理大臣よりデカデカと名前を書いたら不味いかなと遠慮して同じように縮こまって書いている。しかし、3番目の大隈重信が隈の字を小さく書けなくて余白いっぱいに書いたために、以降の人々は遠慮する必要がなくなり、ホッとして余白いっぱいにバランスよく書けるようになった。
自分が下手だと思ってるので緊張して余計ブレブレになっちゃってるパターンだな
維新の英雄も人間なんだねえ
手が震える気持ちわかるわ
書痙だからこういう全員で同じものに字を書くとか
人前で字を書くことは絶対できない
いったいどうしたんだ
今日の中国人たちは優しすぎて不気味だ
大山の間が離れてるのは森有礼の後に書いて
はみ出てるから重ならないようにバランスとったのかなと思った
どんな人か詳しくないけど大山巌は周りをよく見て気配りができる
いい人だったんじゃないかなと感じた
字を認識出来ない病気とかじゃないの?
そんな病気あった気がする